燃費グッズ燃費向上に根拠なし!?
よく見かける自動車の燃費を向上させる商品。
自動車の燃費を向上させるという商品のいくつかが、
燃費向上に根拠がないとして、排除命令が出されました。
公正取引委員会が、19社が販売している商品に対し”根拠がない”と断定。
景品表示法違反(優良誤認)にあたるとし、排除命令を出したようです。
排除命令を受けた業者19社です。()内は本社所在地:商品名です。
・スカイフィールド(北海道帯広市:ネオソケットエコ)
・インテークマジック(富山市:インテークマジック・アウターマジック)
・リッツコーポレーション(栃木県小山市:リッツパワーシフトMS-001)
・オージーシステム(群馬県桐生市:ハイパーグローブ)
・バッファロー(埼玉県川口市:フューエルバンクEVO2)
・ニッポンエミール(東京都豊島区:ハイオクくん)
・ニューイング(東京都墨田区:燃良太郎)
・ル・モンド(東京都世田谷区:エコストラップ)
・サン自動車工業(東京都世田谷区:ホットイナズマポケット)
・リッツソリューション(東京都品川区:リッツパワーシフトMS-001)
・コムテック(名古屋市:マグチューン)
・ZERO-1000(名古屋市:パワーネオプロフェッショナル)
・レミックス(名古屋市:エコサンダー)
・コアーズインターナショナル(大阪府堺市:フューエルバンクEVO2)
・そふと99コーポレーション(大阪市中央区:ギガスマルチパワータブレット)
・ピエラス(大阪市中央区:起爆水)
・奈良健康堂(奈良市:ランナップ)
・高野自動車用品(福岡県志免町:サイクロン3)
・すばるメディア(福岡県那珂川町:起爆水)
公正取引委員会によると、そふと99コーポレーション社は
2003年12月から2007年12月までに、包装に”燃費10.3%改善”などと表示して、
ガソリンに添加する商品をおよそ1,000円で大手カー用品店などで販売。
包装には、燃費10.3%改善と表示さていたものの、
合理的根拠を示す資料は示していなかったそうです。
他の18社のおいても、ラジエター水に添加するものや、
給油口や燃料パイプ・バッテリー・吸気装置などに装着するタイプの
省燃費グッズを合計15製品の包装などに、5から40%の燃費向上効果が
あると表示し、3,000円から36,750円で販売していたとのことです。
今回、排除命令を受けた各社に対し公正取引委員会が、
燃費向上の根拠となる資料の提出を求めたところ、
資料は提出されたものの実際の走行試験の走行条件などが
資料に記載されていないなどの不備があったそうです。
公正取引委員会が、自動車高額の専門家などに意見を求めた結果、
”試験時の走行条件が均一なのか示されておらず、検証可能な根拠ではない”と
結論ずけたそうです。
ガソリンの高騰で、消費者にとっては少しでも燃費が向上すればと
こういった商品を求める方も増加していたのではと思います。
今回、排除命令を受けた燃費向上グッズが実際のところ
まったく効果がない物なのかどうかは、判断できませんが、
公正取引委員会が、判断したように燃費向上する根拠がないということですので、
目に見えて燃費が・・・なんてことはないのでしょうね。
消費者にとっては、少しでも良い製品、安心して使える製品を
手にしたいですから、このような命令が出されたことは喜ばしいことではないでしょうか。
安心・安全な信頼性のある商品だけが、世の中に流通するように
なっていけばいいですね。
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